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ぼっち系クズの日常

生涯社内ニートを目指すアラサーぼっちの日記

音ゲーと私 ~BM98、DJMAX、O2Mania から maimai まで~

遊び

長く続いている趣味の一つに音ゲーがある。ふと、思い出話的なものを書きたくなったので書いてみよう。結構マニアック&長文駄文。

BM98(BMS)

当時中学生だった私は、学校のパソコン室にて音ゲーなるものと出会った。それが BM98 だった。

※BM98 は、ビートマニアを模した(かどうかは知らないが見た目は似てる)「上下降下型」「5レーンタイプ」のPC音ゲーであった。ちなみにフリーソフト

パソコンに詳しかった奴が取り巻きを従えて遊んでいたのを、私は横目で見ていた。やらせてと声をかける勇気はなく、出来たことと言えば「BM98」という単語を頭に刻み込むことだけだった。

それから時は少し進み、高校生になったある日。BM98を思い出した私は、検索を行い、苦労の末、入手までこぎつけた。

BMS については、有志の手によって主に J-POPやゲームミュージック耳コピ が作られていた。版権面などで何かとグレーな存在だったらしいが、馴染み深い楽曲だけあって、私はすんなり入り込むことができた。

余談: BM98, BMS, WAV の関係

ピンと来ない方のために、上記用語の関係を整理しておく。

  • BM98: BMS プレーヤー。BMS と WAV ファイルの入ったフォルダをまるっと読み込み、ゲームとして遊べるようにする
  • BMS: スクリプト。このタイミングでこの音を鳴らすよ、というのをずらずらと定義したファイル。加えてゲーム譜面情報も含む。
  • WAV: 音ファイル。

つまり BMS プレーヤーで曲データ(BMS + Wavファイルたち)を読み込んで遊ぶ という仕組みになっている。

MusicBox + BH Sound Set という神

当時の BMS を語る上で外せないのが MusicBoxBH SoundSet という、二つの音源セットだった。

音源セットとは要するに WAV ファイルの集まりである。ピアノ音のド、レ、ミやドラムの音など、基本的な音源がこれでもかと詰まったセットであり 「こいつさえあればそこそこの曲が作れちゃう」 というスグレモノだった。

BMS で楽曲を作るためには、数十、時には100を超える WAV ファイルが必要だ。しかし WAV ファイルを一つ一つ準備するのは大変だ。この音源セットがあれば、その手間がなくなるのだ。

それからもうひとつ、画期的とも言える恩恵があった。

WAV ファイルは一つ一つのサイズが大きく、合計すると曲データは簡単に数十 MB ものサイズになってしまい、配布するのが大変だった(ADSL が最速だった時代です)。 一楽曲をダウンロードするだけで何分、いや何十分かかるんだという世界だった

「MusicBox + BH Sound Set」は、この課題を解決した。我々は「MusicBox + BH Sound Set」さえ持っていれば、あとは BMS ファイル単体だけダウンロードするだけで済むようになった。 BMS ファイル自体はせいぜい数十 KB しかない。これなら10個でも100個でも、現実的な時間でダウンロードできる。

これは本当に画期的だったんだ。

BM98 の限界

私は BM98 にハマり、ダウンロードした楽曲は遊び尽くした。ネタ譜面以外はおおよそクリアできた。

いつしか私は、自分は最強だと自惚れるようになった。当時パソコン室で遊んでいた連中よりも絶対に強いはずだったし、何なら日本で一番じゃね?とさえ思っていた。

それからもしばらく遊んでいたが、新たな BMS は見つからず、また見つかっても難易度が大したことなくてつまらない日々が続いた。

DJMAX

そんな時に DJMAX という オンライン音ゲー の存在を知った。

全国のプレイヤーとつながり、チャットしながら音ゲーで競えるという、画期的なシステム――私はすぐさま参入した。

本体や曲データが計何百MBというサイズであり、ダウンロードにどれだけかかるんだよと面食らったものだが、そこさえ気にならないくらいに気持ちが高揚していた。何より、最強であるはずの私が、一騎当千の活躍をしてウハウハできるんじゃないかと期待していた。

が、井の中の蛙だった。

Easy、Normal、HARD の他に、MX や SC という「人間がさばけるのかこれ」としか思えないような高難度譜面の数々。それをフルコンするキ●ガイな人たち……私は本当に蛙だった。

とはいえ、鬼畜譜面は抜きにしても、DJMAX は楽しいゲームだった。

一人で遊べるし、色んな部屋があるし、中にはチャット部屋なんてのもあったりしたし、プレイヤーには性別とアバターがあったせいか可愛い女の子も結構いたし、そうかと思えばネカマもいたし、なんかネカマ晒すサイトとかも出来てたし、と「ああこれがオンラインゲームなのか」と感慨深さを感じたものだった。

しかし、それ以上に歯がゆいものでもあった。MX や SC 譜面を遊ぶためには、金を出して通貨を買うか、それが無理なら曲を遊びまくってポイントを溜めるか、ランダム選曲でたまに出てくるのを願うしかなかった。ただでさえ何度も挑戦したいのに、させてもらえない。大人は狡猾だと恨んだものだ。

そんな DJMAX、一時期は2000人以上がログインしていたのに、終盤には数百人もいないような有様で、とうとうサービス終了してしまった。

O2JAM

私は遊んでいないのだが、オンライン音ゲーはもう一つあった。

それが O2JAM である。おそらくあらゆる音ゲーの中で最も難しいゲームだったと思う。7keyオンリー という、ただでさえ初心者お断りの仕様に加え、ソフランロングノート といった頭わいてるギミック。更には 20打/秒で叩かせるようなイカれた譜面 などなど。とにかく、わいていた。

以下、詳しく見ていく。

ソフラン……急にノートの落ちるスピードが早くなったり遅くなったりするギミックである。初見ではまず取れない。覚えるか、ハイスピードを調整して対処するしかない。実物が見たいなら これとか 見るといい。速すぎてホント見えない。

ロングノート……いわゆる押しっぱなしノート。変態の世界では こんな譜面 が当たり前になる。これ、どういうことかというと 普段はずっと押しっぱなしで、ロングノートの隙間部分の時だけ離す 動作になる。見た目以上に相当難しい。

超連打……高橋名人16連射を余裕で越えてくる密度の連打が出てくる。まあぶっちゃけ Identity のことだけど。BPM155の32分連打。 20打/秒ペースやぞ 。できるわけねえだろハゲ。

ちなみにこの O2JAMDJMAX よりも早くにサービス終了している。たぶんムズすぎて利用者が少なかったからだと思う。

Synth'n

DJMAX がサービス終了した後でも、実は遊ぶことができた。 いわゆる エミュレータ であり、その一つが Synth'n だった。

正直言うとあまり覚えていないのだが、再現度はかなり高かったし、普通に遊びやすかったようにも思う。やたら重くてマシンパワーはバリバリ食ってたけど。

特に印象的なのが Enemy Storm という曲のネタ譜面バージョン Enemy Storm NP (動画探したけど見当たらない。残念)。

当時、DJMAX の最高難度は SC レベルであり、これは同時押しが2つまでという制約があったんだけど、NP は違った。同時押し5つまで だった。それが平然と16分で降ってくる。

総ノート数はなんと 2900!。もはやネタ譜面の域である。Enemy Storm SC でも 1289 だぞ。2倍以上だ。上記動画の譜面の密度の、倍以上!どう考えても人間技じゃない。当然、私にできるはずもなく。しかし、なぜか私は何度も挑んでいた。

今でこそ BMS 界隈はハイレベルなプレーヤーが数多く登場しているし、チュウニズムのようなゲーセン音ゲーでも凄腕プレーヤーが出ているけれど、彼らでもたぶん Enemy Storm NP フルコンは無理だと思う。どうなんだろ?

O2Mania

我が音ゲー人生至上、最もお世話になっているのがこの O2Mania である。O2JAMエミュレーターなんだけど、最大の特徴は 5Keyも搭載していること だろう。

7Keyオンリーという、敷居の高かった O2JAM 楽曲を 5Key で遊ぶことができるっ!

O2JAMは元々ソフランやロングノートなどのギミックが(程々の難易度なら)楽しい音ゲーで、いつかは遊びたいと思っていたのだ。それが O2Mania のおかげで実現できた。7Key を挫折した不器用な私でも、遊ぶことができたんだ。

これがかなり楽しくて、夢中になって、私はメキメキ上達した。

  • O2JAM の登竜門だった Earthquake はクリア安定(5Keyだけど!)
  • Phase 1 みたいなロングノートえげつないのもクリア(5Keyだけど!)
  • Out of Control SHD とかいうロングノートオンリーはフルコン(5Keyだけど!)
  • Electro Fantasy SHD も数回だけどクリア(5Keyだけど!)
  • Alpha Century IV SHD は限界。1度しかクリアしたことない(5Keyだけど!)

ちなみにこの O2Mania、なんと DJMAXBMS も遊べたりする。万能すぎるやろ。

BMS 大改造時代

O2Mania にハマっていた、ある日のこと。ふと BMS が気になって調べてみたら、状況が一変していた。

  • あの MusicBox や BH SoundSet が更新停止
  • 耳コピ BMS は完全に衰退

代わりに、BMS でオリジナル曲をつくる勢力が拡大していた。耳コピという法的な怪しい文化の根絶と、回線速度の発展もあり、その文化はどんどん発展していき、今ではスタンダードになっているのはご承知(?)のとおり。

しかし、私はどうにも馴染めなかった。既に知っている J-POP やゲームミュージックで遊びたかったし、何より MusicBox や BH SoundSet の音源から離れたくなかった(原曲より BMS の方が好きなくらい慣れ親しんでいた)。

どうすれば楽しめるんだろう。今持ってる BMS は遊び尽くしたし……。

そんな時、BMSE を発見する。こいつは BMSエディタ と呼ばれるもので、その名のとおり BMS をつくるものだ。……あ、BMSを改造して自分で高難度譜面つくればいいんじゃね?

かくして私は、手元の BMS を改造しては遊ぶというサイクルに身を投じることとなった。

ここでもう一つ外せないのが、BM98 を越える BMS プレーヤー、nazoBMplay の存在である。元々使っていた BM98 は、BMS プレーヤーの元祖としては尊敬すべきものであったが、機能と UI は正直言って貧弱だった。DJMAX 等を知っている身としては、明らかに役不足だった。

nazoBMPlay は違う。高難度譜面でもガンガン遊べる。UI も洗練されていて、選曲や各種カスタマイズも柔軟かつ強力に行えた。何より ロングノートやソフラン譜面にも対応していた

つまり BMSE で望みの譜面をつくり、nazoBMplay で遊ぶことができたのである。

私は夢中になって、自分好みの譜面を量産しまくって、遊びまくっていた。

O2Mania と nazoBMplay の使い分け

悩ましい問題が一つあった。それが O2Mania と nazoBMPlay の使い分けだ。

BMS はどちらでも遊べるが、O2Mania は BMS の解釈に難があった。一度にたくさんの WAV を重ねると一部の音が鳴らないとか、ロングノート始点に重なったノートを無効化してくれない(絶対に捌けないノートとして必ずミスになる。BMSE でロングノートを自作する時って、既存のノートの上にそのままロングノート書くのがラクだったから、この無効化は必須だった)など。

一方で nazoBMplay は問題なく読み込んでくれる。

じゃあ nazoBMplay を使えばいいじゃん、というとそうもいかず。私は O2Mania の画面と判定(ちなみに DJMAX 5Key スキンです)に慣れすぎていた。そんな私にとって、nazoBMplay の画面と、厳しすぎる判定(というよりO2Maniaが甘すぎる)は苦痛以外の何者でもなかった。慣れるのに、なんだかんだ数ヶ月はかかったと思う。

最終的には O2Mania に落ち着いた。音鳴らない問題は、まあ許容範囲だったし、無効化問題については BMS からロングノートと普通ノートの重なりを除去するプログラムを自作したりして凌いだ。

O2Mania の良いところ

もう少し O2Mania について語らせてくれ。といってもあとひとつ。

O2Mania は Windows コンポーネントベースの味気ない GUI が素晴らしいと私は確信している。

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普通、BMS プレーヤーは市販ゲームみたいに選曲画面とかもガリガリにグラフィカルでカラフルな画面で描画するのだが、個人的にはそれは重たいから嫌いなのである。

反面、O2Mania は、Windows 使ってるとよく見るリストボックスやらメニューバーやらといった簡素な GUI。簡素だけど使いやすいし、何より 軽い。CPU ファンをブンブン言わせないのは芸術とさえ言える。

簡素と省エネ――これこそが、私が O2Mania を愛する最大の理由だ。

Lunatic Rave

私は全然知らなかったのだが、BMS プレーヤーの最高峰と名高い Lunatic Rave というプレーヤーも存在していた。

今は公式サイトが閉鎖しているが、2016年現在もなおユーザー数が多い人気プレイヤー らしい。確かにクオリティは群を抜いているし、発狂 BMS など BMS で楽しんでいる界隈では当たり前に使われているみたいだしね。

ただ私はあまり使ったことがないし、クソ重たいので使う気もなかった。

が、そうもいってられなくなった。 nazoBMplay が Win7 で動かないのだ。基本的には O2Mania で事足りているけど、バグなくちゃんと読み込んで遊びたい時はどうしても頼る時がある。……仕方なく Lunatic Rave を採用した。

重たいし、機能多くてムズイけど、なんだかんだ優秀である。BMS は問題無く読み込んでくれるし、カスタマイズの余地も大きい。重たいけど。

maimai

O2Mania や BMS は大学生になっても遊んでいたが、なんだかんだ飽きていたし、社会人になってからはほとんど遊ばなくなった。そのうち社畜時代に突入してズタボロになったりして、音ゲーの存在など完全に消え失せた。

その後、何とか脱出して社内ニートの立場を得て、毎日定時退社で帰るようになり。

暇を少し持て余していた、ある日のこと。偶然立ち寄ったゲーセンにて、奇妙な音ゲーを目撃する。洗濯機型の音楽ゲーム――そう、 maimai である。

せっかくだし、本気でハマってみることにした。

それからゲーセン通いが始まった。毎日しぶとく通い、休日は朝から晩までいる始末。最初は指の腹が剥げたり、突き指したりしていたけど、次第に要領を得た。店内ランカーくらいには(たぶん)なれた。

出会いもちらほらあった。何歳も年下のメガネくんから色々とアドバイスをいただいたり、JK と一緒に遊んだり、店員に顔を覚えられたりもした。……こう書くとやり手に見えるけど、全然そんなことはなくて、単に「(待つのがだるいので一緒に遊んでしまえ)あのー、一緒にやりませんか?」ってだけなんだけどね。私から声かけたことはない。

最初は本当に楽しかったし、ライバルもいなかったしで良い顔が出来ていたんだけど……一年経って下から抜かれ始め、二年経ってその辺の子どもにも抜かれ、となってしまい 私はすっかり自信をなくしてしまった

手など抜いてなかった。むしろ大企業社内ニートの経済力と時間に物を言わせて、たくさん遊んでいた。それでもある程度までしか上達しなかった。空間認識能力だったりリズム感だったり、原因は色々あるんだけど、ともあれここでも不器用なのかと絶望したものだった。

なんだかんだ今でも遊んでるんだけどね。昔ほどギラギラはしなくなったが、なんていうか定期的に遊びたくなる中毒性がある。タバコってこんな感じなのかね?

PIU - Pump It Up

次に挑戦したゲーセン音ゲーPump It Up という、足で踏むタイプのものだった。

私は元々足には自信があった。運動習慣や筋トレでも下半身を重点的に鍛えてきたのだ。ろくに運動してない連中に負けるはずがねーよ。そう思ってた。

Pump It Up も、maimai みたくずいぶんとハマってしまった。なんたって 目立つ のだ。外人客や DQN に写真撮られるくらいに目立つ。気持ちいいんだな、これが。音ゲーで承認欲求を満たしてる方なら、わかっていただけると思う。

が、実力の方はいまいちだった。私の限界は [PIU Prime v1.01.1] Super Fantasy S16 - YouTube これ。こいつをかろうじてクリアできる程度の体力しかなかった。

原因はわかっている。私があからさまに体力でつま先踏みをしているせいだ。本当は脱力して、かかとも用いて踏むべきだった(そうすれば女性でも上記譜面くらいはフルコンできるし海外にはそのレベルなどいくらでもいる)のだが、私のプライドがそうさせなかった。私は意地でもつま先にこだわった。 音ゲーは体力ゲーであり、スポーツであるべきなのだ

それからも常連と化していたが、Pump It Up は元々日本でそんなに流行ってないらしく、最寄りの店舗から撤去されてしまった。他の店舗はちょっと遠くてだるいし、そもそも常連がたくさんいて遊びづらい(並び待ちが発生する&実力的に目立てなくてツライ)ので……足は遠のいていった。

今は、出張先に Pump It Up 扱ってるゲーセンがあれば、遊びに行く程度。この前も、同年代研修の飲み会を断って遊びに行ったっけな。革靴だったので足死んだけど(苦笑)。

Osu!

話はゲーセン音ゲーから、PC音ゲーに戻る。

きっかけは忘れたけど、Osu! という音ゲーにも手を出した。こやつは、BMS とはちょっと違ったタイプのゲームで、言葉で説明すんの難しいので 動画見てください。要はマウスでポインタ動かして、所定のタイミングでキー押して叩くって感じのゲーム。

これ、できるようになったら楽しいんだろうけど、私は一向に上達しなかった。

なんていうんだろ、ゲーセン音ゲーの「シンクロニカ」や「クロスビーツ」もそうだけど 全画面系 は全然ダメだ。距離感がわからんのかな。私、地図も全然読めないし、三次元の説明書(組み立てや折り畳みの手順とか)も全然理解できないしで、たぶん距離感、というか空間認識能力がダメなんだと思う。今はもう遊んでない。

けど、Osu! には素晴らしいところが一つ。 コミュニティ である。懇切丁寧な解説やら、譜面の入手のしやすさやら、あと譜面の作り方にもガイドラインや審査があったりして、なんていうかコミュニティがしっかり機能してくれている。まあ 英語だけどね

今なら日本語解説もちらほら見つかるかもしんない。無料で遊べるので、BMS が合わない人は試す価値がある。

おわりに

無料で遊べるパソコン音ゲーから、100円玉が湯水のように消えていくゲーセン音ゲーまで、色々遊んできたなぁとしみじみ。

そろそろ新しい音ゲーで遊んでみたい。最近はゲーセン音ゲーも盛り上がっているから、オンライン音ゲーでも稼げるんじゃないか。どこぞのゲーム会社さん、どうですか。