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ぼっち系クズの日常

社内ニートでゆるゆる生きたいと願うパラサイトシングルアラサーぼっちの雑記

社内ではてなみたいなシステムをつくれば幸せになれる気がする

胸中で愚痴りながら考えていたことを、整理も兼ねて文章化してみる。

背景1: 情報を探すのに時間かかりすぎ

社内情報(各種手続きやプロセスの手順、使用する文書の所在と書き方、あるいは●●が得意な人など)を探すのに本当に苦労する。

ネットみたいにググれば出てくることはなくて、たいていは不自由なファイルサーバや整理されてないカオスなWikiの迷宮を旅するか、知っている人に尋ねることになる。情報を探すのに手間暇がかかりすぎる。

Google みたいにググったらすぐ見つかるくらい……は贅沢だが、それくらいの利便性が欲しいものだ。たかが情報探しに何分も何十分もかけたり、人を巻き込んだりするのは非生産的すぎる。

背景2: 改善しようとしない文化

私は状況を改善しようと行動したことがある。けれど、賛同は得られなかった。

私「情報探すのにいちいち訊くのがだるいです。何とかならないんでしょうか」

と言うと、決まって「何でもかんでも一人で出来るようになることが是じゃない」「人と関わることも覚えなきゃ」みたいなことを言われた。

何言ってんだ。(社内ニート目指してる私が言うのもアレだが)ここは会社だぞ、仕事だぞ、仲良しこよしじゃねえんだよ。人伝(ひとづて)じゃないと継承できない「暗黙知」はともかく、社内情報という「形式知」は、容易にアクセスできた方が良いに決まってるじゃないの。

私「Wiki が散らかってて収拾つかないので整理しませんか?」

というと「そんな暇ないよ」「ふーん」「じゃあお前がやれ」みたいなことを言われた。

整理整頓って言葉知ってる?効用は知ってる?整えるのは、最初は手間暇かかるけど、トータルで見ればトクになる可能性があるんだよ。現状、情報探すのにみんな困ってるじゃん。自覚ないの?

それなりの人数でそれなりの規模の仕事してるんだからさ、あんたらの机みたいに考えなしにやってたらすぐに散乱してわけわからなくなるんだよ。どこかで整理は必要だと思うんだがなー。

……という感じで、私の一人相撲になってた。

当然、一人で出来ることなんてたかが知れてる。強行もできなくはないが、私の好みを押し付けることになり非難の嵐が起こるのは明らかだ。

私は程なくしてやる気を無くした。

理想は Google みたいな検索サイトだけど

Google ってマジで便利だよね。あんな感じで、社内情報もサクっと探せたらいいのに。

……ムリか。あの超絶便利な検索プラットフォームは、誰も実現できないからこそ、Google が世界有数の企業として君臨できているわけで。

そもそも検索サイトを成り立たせるためにはインターネット(のような世界)が必要だ。HTMLというページがあって、リンクで繋がっていて、そもそも無数の人々が自ら情報発信してるような、そんな世界。

社内はどうだろう?HTML ページなんてほとんど無くて重たい Word や Excel や PDF ばかりだし、あっても部署サーバ限定だからリンクで繋がってるはずもないし、そもそも社員達が自発的に情報発信をしない、またそういう文化でもない(一応ノウハウ共有の仕組みはあるけど承認フローが入って面倒なこともありほとんど使われてない)。

うん、雲泥の差やわ。

はてなのようなシステムなら、実現できそうな気がする

じゃあ他にどんな仕組みがあればいいんだろうと考えて、「はてな」はどうかなと思った。

  • 社員の情報発信 …… 「はてなブログ」など発信プラットフォーム
  • 情報の価値(検索でいう検索順位の相当)判断 …… ブックマークやスター、読者数などコンテンツ評価の仕組み&ランキング&検索サイトで高評価順のソート

要するに 気軽に発信できる環境を整える ことと 発信した情報の価値を判断する手段を提供する こと、そして 「高評価の(価値の高い)」情報にアクセスしやすくする こと。

これらがあれば、少なくとも下地は出来る。Google の検索アルゴリズムというトップシークレットな難題ほど無理ゲーではない。

あれ、これならイケるんじゃな?

残念。甘い、アマすぎるぞ。他にも壁はたくさんあった。

1. インフラの壁

うちのような大企業にもなると、インフラ(各種システムを実現している装置やネットワークや回線などの資源)は何百何千という人間のアクセスに耐えなくてはならない。

これは簡単ではない。世の中の Web サービスは簡単に実現しているように見えるけれど、その裏には莫大な金と機材と技術と、スーパーマン達の活躍がある。

残念ながらうちはそこまで優秀じゃないしケチである。なんたって社内システムですら全社員を適当にグループ分けして「(負荷分散のために)月曜日はグループAの人だけアクセスしてください」だぜ?しかもそのグループ判定も自動ではなく各自の判断任せ。 ローテクすぎて泣けてくる

こんなインフラ力では、仮にはてなみたいなシステムを整えたところで、満足のいく安定性と軽さは得られないだろう。

2. 発信抵抗の壁

これはうちだからなのか、それとも社会人全般だからなのかは知らないけど、みんな 情報発信に対して強い抵抗感を持っている

逆に私は、どんどん思ったことは発言するし、役に立つと思ったこともガンガン発信するタイプなのだが、ある日部長(直属の課長ではなく部長であることが事の重大さを告げている)に呼び出され「お前発信しすぎだから自重しろ」と釘を差された。

なぜなのかわからず、しつこく理由を問いただしたところ、うちの企業体質(なのか社会人としての普通の素養なのか)が浮き彫りになった。

部長「こういう場(社内SNSWiki)では迂闊に発言しないものだよ。完全に発信者の身元がばれてるし、お偉いさんも見てるからね、下手なこと言ってもマイナスになるだけだ。ついでに言うと、君の発言に下手にレスポンスをすれば、同類に見られてしまうリスクもあるから、もし構ってほしい意図があるのならそれは満たされないと思った方がいい」

そんなことを言われて、私はようやく氷解した。

なぜ誰も社内SNSに投稿しないのか、Wikiに書こうとしないのか……それは保身のためなのだ。

思えば、私がたくさん発言できているのは、割り切っているからだ。社内ニートとして生きるために、むしろ嫌われて疎ましがられれるくらいがちょうどよく、それをあえて狙っているところがある。そんな私だからこそできることであって、普通の、保身的な社員たちには、到底出来ることではないだろう。

発信を促すためには、この保身的・保守的な抵抗の強さを打破しなきゃいけない。文化を変える、体質を変えるレベルの話だ……簡単なはずがない。

3. 情報権限の壁

社内情報の中には閲覧者を限定しなければならない(「機密性」という)ものもある。管理職限定、A部署限定……などなど、限定範囲は多岐に渡る。

社内情報を扱う以上、この閲覧権限の仕組みも担保しなければならない。ここを担保できないと 頭の堅い人達から「機密性が無いなんて論外だね」と一蹴される

私に言わせれば「機密性を求めない情報だけ扱えばいいじゃん」と思うのだが、頭の堅い人達にはそこまでの想像力が無いため通じない。「社内情報=機密性のあるもの+機密性のないもの」で、そのうち後者だけを扱えばいいですよね、ということすらわからない。

あるいは、わかったところで「もし機密性のある情報が投稿されたらどうするんだね?」「何かあったら責任取れるか?」となる。そんなこと言ってちゃキリないでしょうがよ。だったらパソコン使わず紙とペンで仕事してろ。

ともかく、機密性やらセキュリティやらにやたらうるさいし、社員のリテラシーも信用してないので すぐに安全側(つまり新しいことはしない)に倒される。ここを覆すのは容易ではない。

おわりに

はぁ。壁は厚いンゴねぇ。。。