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ぼっち系クズの日常

社内ニートでゆるゆる生きたいと願うパラサイトシングルアラサーぼっちの雑記

「ヤバいLINE 日本人が知らない不都合な真実」読んだ

私はガラケーぼっちなので LINE は名前くらいしか知らない。一般教養として小説で書けるくらいには知っておきたいな、本書なら色々知れそうだな、と思って買った。

あとは、あわよくば隣国韓国について知れたら面白いという期待もあった。ネットは嫌韓で溢れてるし、書籍は解説多すぎ詳しすぎで読むの重たいしで、もうちょっと手軽に知りたかったので。

結論としては、悪くない。楽しめました。

LINE社オタク、NAVER社オタクになれる

本書は何といっても LINE の運用元――NAVER社やLINE社について詳しい。歴史や組織風土的な企業情報もあれば、経営者のインタビューもある。

別に一企業について知りたいわけではないので、読むのが苦痛だったが、ちらほらと韓国の世界観のおはなし(国民性やらマーケティング戦略やら政治やら)が出ているので読み飛ばすわけにもいかず。

LINE や NAVER という企業について知りたいならオススメだと思う。

LINE は韓国産アプリです

本書では「LINE は日本産か、韓国産か」という話も取り上げられている。関係者へのヒアリングから一応の結論を出していて、

  • LINE は韓国産です
  • LINE を国産(日本産)と謳っているのは 嫌韓な日本におけるマーケティング戦略 です

とのこと。

私としては「何を以て●●産と判断するか」次第で結論はどうにもなるので、正直どうでもいいのだが、結論に至った過程には興味があった。曰く、

  • 元々韓国では熾烈なメッセンジャーアプリ戦争が起きていた
  • 日本にも参入したけど普及には到底至れず
  • 東日本大震災起きた
  • 即時的で堅固なコミュニケーションプラットフォーム欲しいよね、と改めて本気出すことに
  • LINE でけた

という経緯。日本が絡んでいるのは、あくまで東日本大震災というトリガーのみで、言うなれば韓国企業がチャンスを掴んで自社製品を広めたって話なので、韓国産と言えるんじゃないか、ということ。

LINE が儲かる理由、LINE に参入する理由

それなりに詳しく書いてあったけど、私なりに解釈すると、

  • 何百何千万という利用者を抱える土壌であること
  • スタンプを始め利用者との距離が近く、訴求しやすいこと
  • 利用者の大半が無知で扱いやすい層であること

という感じなのかなと。言い換えれば テレビのような大衆プラットフォーム に近い。規模も、利用者も。

LINE いじめ

本書の前半では、LINE が持つ闇にも言及している。LINE いじめとか。

いつの時代もいじめはあるというけれど、今はずいぶんとサイバーになってるんだなぁと他人事に思ったりした。

LINE いじめ。いじめのターゲットになった人は、発言しても完全無視されたり、自分以外の友達が自分に知らせずに別グループを作っててハブられていたり、中には悪口を集中的に浴びせるためのグループに入れられて集中砲火食らったりもするという。

それは中高生の話ではなく、ママ友でも起きるんだから、大人気ないなぁと呆れる一方、大人の世界でも起こり得えるんだとわかって、うん、怖いですねぇ……。

LINE の怖いところは、プライベートな時間でさえも繋がっているところにある。本来プライベートな時間では対人交流を休んでリラックスするべきなのに、LINE のせいで繋がっているから気が抜けない。たとえば下手に反応が遅かったりすると、それだけでハブられる原因になりかねないし、発言するにしても当然おざなりな発言をしてやらかしたら、やはりハブられるかもしれないので気は抜けないという。SNS 疲れという言葉があるけれど、これは LINE 疲れってやつなのかね。

ぼっちの私にはピンと来ない(友達いないならいないでいいじゃん。物理的に絡まれたらウザイけど、そうじゃないなら無視すればおしまい)けど、大変そうだなぁ、とやはり他人事に思いながら読んでいた。

LINE の課題

本書は LINE の課題にも言及し、今後発展していくためにはどうすればいいかという意見も提示している。

まず現状としてはこんな感じ。

これを踏まえた上で、「そろそろ危機管理しっかりしないと足元救われるよ」「もう真似できる相手がいなくなったんだから新しくイノベーション起こさないと発展できないよ」の二段構えを提案している、感じかな。

おわりに

LINE アプリ自体の解説(どんな UI があって、機能があるのか。実装はどうなってるのか、といった話)が無かったのでイメージは掴めなかったけど、LINE の運用元および LINE を取り巻く状況はよくわかった。知らないことも多く、刺激されながら読めたと思う。まあまあ楽しかったよ。