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ぼっち系クズの日常

生涯社内ニートを目指すアラサーぼっちの日記

「発達障害かもしれない」読んだ

本:その他新書

買った動機は2つ。

  • アスペルガー症候群ADHD自閉症スペクトラム……その辺の定義やら区別がよーわからんので知りたい
  • 私はもしかしたらアスペなのかもしれない、ADHDなのかもしれない、病院行くのはだるいのでとりあえず自己判断の参考にしたい

本書は主に小児の症状を取り扱ったものだが、目的は2つとも満たせたので満足。

目的1: 定義や区別を知る

結論: 知ることができた

物理的なボリュームは多いものの、わかりやすく解説されていた。学術的な詳しい解説と、表面的で大雑把な理解の2つの捉え方ができるのだが、私は前者は煩雑すぎて断念、後者に留めることにした。

大体こんな感じだったと思う。

  • ASD(自閉症スペクトラム) …… アスペやら自閉症やらを含む広域な概念。
  • アスペ …… 自閉症のうち知能が高いもの
    • 特徴: 感情を理解できない、言葉を字面通りに受け取る(行間を読み取れない)
    • 強み: 選択的注意ができず脳が情報全部を取り込むので記憶力がやばい。
  • ADHD …… 容易に問題児になるレベルでとにかく集中力と落ち着きがない

目的2: 私はアスペなの?ADHDなの?

結論: 私はどちらでもないと思う

私は能力的・適性的に社会人生活を脱落しそうになった人間であり、もしかしたらアスペなのでは?ADHDなのでは?という疑いを持っていた。

病院行った限りでは ア や A の一文字さえも出なかったが、もう一度判断したい。さてさて結果はどう出るかしら。

結論としては、私はアスペでもなければADHDでもないように思えた。

というのも、これらの症状は脳に先天的障害があるがゆえに、極端な言動として出現する(まあアスペみたいに知能が高いと学生時代はごまかして乗り切れるみたいだが)ものであり、一方で私の実例は、比べるのがおこがましいほど些細なものだった。

私はこの程度でアスペだの ADHD だの疑っていたのか。浅はかな。……ん、待てよ。ということは私は健常者というわけか。なら、なぜ皆とそこまで差が付いている?社内ニートを目指すしか生きる道がないほどに追い詰められた?まさか単なる甘え、いやそのつもりはないんだが……

おっと。個人的な話になってきたのでここでら割愛しましょ。ともあれ、私はアスペでもADHDでもないなってことはわかった。

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以下、目的とは外れるけど、個人的に興味のあった事柄などについて書いていく。

分類ゲーム

アスペやら ADHD やらを断定するのは中々に骨が折れるお仕事で、精神科医さんの皆様、大変だなぁと同情した。

というのも、これらを定義する理論がそもそも未完成だし、学術的なだけあって記述も難解だし(本書で引用されてた記述を読むだけでも苦痛なレベルでもう読み飛ばした)、そもそも「●●という特徴が見られるけど、これはアスペでいう■■なのか、それともADHDでいう▲▲によるものなのか」みたいに、原因が複数あって断定しづらいみたいな事情もあるなど、推理ゲームかよという様相。

逆を言えば、そういうことにハマれる人には面白い世界かもしれない。なんていうの、酔ったマンガ家がマンガ論を語り、酔ったプログラマーがプログラミング論を語るように、酔った精神科医はASD論を語る、みたいな。

発達障害の子どもとの付き合い方

細かい点を挙げればキリがない感じだけど、骨子としては、

  • 基本的にオンリーワンなので、その子にあった対処を考えながら向き合っていくしかない
  • 先天的な脳の障害なので完治はムリ。常識に押し込めるよりも、障害という性質を受け入れた上で適応を目指すべし
  • 親のメンツ(例:「うちの子に障害なんてあるわけない!特別学級とかざけんな!」)よりも子の配慮を。

こんな感じなのかなぁと思う。難儀ですな。

しかし、当事者でなくとも決して他人事ではない。統計的にはクラスに数人以下という割合で存在するのである。

「何してんだコイツ。親はどういう教育してんだよ」と非難するのは簡単。でも発達障害の子どもはそんなに単純な問題ではない。大切なのは私達が理解して、寄り添ってあげること。私もそう非難してストレスを溜めるタイプだったのですが、気をつけようと思いました。

妄想: アスペヒロイン

本書読んでて一つ妄想したので、ついでに書いておく。

アスペ(ADHDでもいいけど)なヒロインを扱ったマンガやラノベがあったら面白いかもしれない、と思った。

マンガやラノベは低俗な趣味と思われがちだけど、真面目な内容をわかりやすく表現する媒体としては非常に優れている。啓蒙の手段としては全然アリじゃないかと思うのだ。

まあ話題がデリケートなだけに、非常に扱いづらい気はするけども。いつか読めたらいいなぁ。