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ぼっち系クズの日常

社内ニートでゆるゆる生きたいと願うパラサイトシングルアラサーぼっちの雑記

倍率80倍超! コンパクトデジタルカメラ COOLPIX P900 がすごい

私は高倍率な双眼鏡で遊びたくて、色々試している。以前 フィールドスコープという高性能双眼鏡について書いた が、こやつは手ブレがひどい、覗き込む動作がツライといった欠点があった。

ある日、私はデジカメの機能を知った。ズーム機能(光学ズームと呼ばれる)があること、超高倍率ズームというジャンルがあること、景色を液晶モニタに映すタイプ(覗き込む必要がない)のものがあること、手ブレ補正機能があること……これはフィールドスコープの上を行くかもしれない、と思った。

予感は正しかった。もっと早く出会いたかったなぁ。

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COOLPIX P900 という高倍率モンスター

COOLPIX P900 - 概要 | コンパクトデジタルカメラ

私が調べた限り、現実的な知識(カメラ素人でも扱える)と価格(ここでは10万以下としとく)で手に入る最高倍率のデジカメは、ニコンCOOLPIX P900 と思われる。

倍率は 83倍

どれくらいすごいのかというと「遊園地の外から観覧車をズームアップしたら、中にいる人の顔がはっきり見える」レベル。肉眼では米粒にしか見えない、あるいは米粒すら見えないレベルの距離でも、その対象が何であるかがはっきりとわかるまで拡大される。もはや双眼鏡というレベルではない。

実物見たい人はググるといい。サンプルがいくつも見つかるはず。たとえば ニコン COOLPIX P900:望遠の撮り試し - YouTube ← これとか。

お値段

ヨドバシカメラの通販で 7万円 くらい。

リッチでない限りは痛い出費だけど、下手に高倍率双眼鏡を探すよりは、もうこれ一本をとりあえず買った方が良いと私は思ってる。つーか、私も最初に COOLPIX P900 の存在を知っていたら、たぶんフィールドスコープとか買わなかったのに(実際今は全く使ってないし)。

あ、そうそう、話変わるけど、データ記録に必要な SD カードは付属してないので要注意。 SD カードを挿入しないと「SD カードが入ってません」的なエラーが出て何の機能も使えない ので、同時に用意しておこう。

見た目や重さ

見た目は、一眼レフカメラみたいに重厚感と多機能性が醸し出されてる感じ。

重さは1kgくらい(説明書によると899g)。

大きさは、片手で両端を持って維持するのがツライ(握力無い子どもや女性は無理かも)レベル。

コンデジ(コンパクトデジタルカメラ)のくせに全然コンパクトじゃない 。軽いお出かけ用のバッグには入らないぞ。

ストラップついてて、首からぶら下げることもできるけど、でかいし重いしで首痛いしぶらぶらしてジャマくさい。ケータイをぶら下げるのとはわけがちがう。「ケータイ7個くらいぶら下げてる」と言えば、大体合ってる。

操作の難しさ

7万円だけあって、機能も中々に本格的で、スマホカメラや安いコンデジのようにはいかない。

説明書も100ページ近くあるし、専門用語も色々出てくるし、ボタン何個あるんだよって感じで、 ネットであれこれ調べたり実際に触って色々確かめたりは必要になる と思う。

「説明書キライだから感覚で使うよ」って人は多いと思うけど、感覚だけで何とかなるレベルじゃない。説明書じっくり読んだ方が、結果的には近道。

魅力1: 倍率83倍 + 手ブレ補正

倍率83倍の世界は素晴らしい。100メートル以内なら、たぶんどこでも捕捉可能。

近づいたら逃げてく鳥も見えるし、数百メートルの山なら山頂から景色眺めてる登山客も(かろうじて服装が見える程度だが)見えるし、偶然通行人が横切った時には肌の質感まで見えてビビったし、とにかくハンパない。

倍率と言えば手ブレが大敵で、フィールドスコープの時は25倍ですらきつく、43倍は物理的に抑えるのが不可能だったけど、COOLPIX P900 は違う。手ブレの自動補正があって、83倍でも十分実用的だ。とはいえ、それでも 柵の上から押し付けるなどして固定しないと厳しい レベルだが。

まあ、三脚を使うわけではないので、大した問題にはならない。私も実用上はあまり困っていない(固定するコツの練習はちょっと必要だと思うが)。

魅力2: モニターで覗き込みの負担をなくす

双眼鏡のしんどいところは、片目つぶって狭い穴を覗き込むところにあるが、COOLPIX P900 ではその必要はない。

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小さなモニタが付属しており、そこに投影内容を映すことができる。しかもこのモニタ、ある程度可動域が自在なので、カメラの体勢とか向きとか整える時に結構融通がきく。

片目をつぶる手間も、狭い穴を覗き込む手間もなくてラクチン なのだ。

ただし、通りがかった他人からもモニタは見えるという意味で、やりづらさはある。まあ見られちゃ困るようなものを映してる(覗きなど)わけではないから問題はないが、なんていうか、心理的にね。カフェでパソコンいじってる時に、他人に見られてる感じがして落ち着かないのと一緒。

魅力3: 双眼鏡みたいに覗くこともできる

モニターだと他人からの視線があって落ち着かない、という人のために、COOLPIX P900 には電子ビューファインダ機能がある。これは 双眼鏡みたいに小さな穴から覗くやり方

デフォルトでは、覗き込んだ時にこの機能がオンになる(光センサで検出してるっぽい?)。が、こやつ、カメラ構えた時の手の位置によって自動的にオンになったりするので結構うざい(これがオンになるとモニターには何も映らなくなるのです)。

よって、設定より自動的にオンにならないようにしておくのがオススメ。自動オンを無効にした場合、カメラに付いてるボタンを押すことで切り替えられるようになる。

仕様1: AF(オートフォーカス)という概念

カメラにおいて重要となるのはピントだろう。

ピントが合わなければ、投影内容はボケる。特に高倍率ズーム時は、このピント調整がシビアな問題となる。

しかし COOLPIX P900 では ピント調整は全面的にオート(AFと呼ぶ) であり、精度も中々に高いので、心配は要らない。

それでも万能ではなく、以下のようなシチュエーションには弱い(高倍率だとピントがまともに合わない)のだが。

  • 暗い(日没直前の暗さでも危うい)
  • 眩しすぎる(被写体付近に直射日光が降り注いでいる等)

ピントが合わないとついイライラして粘ってしまうが、ここはカメラの仕様なのでどうしようもない(AFの動作モードを変えるオプションがいくつかあるので試す価値はあるが、まああまり大差はない)。よって、ピントが合わないシチュエーションは潔く諦めるのがよい。

私も、最初の頃はムダに何十分も一時間も粘っていたものである。今ではそんなムダな時間は過ごさない。AF が無理そうなら潔く諦める。

仕様2: 解像度や画質について

画質はあまりよろしくない。ネットで見かける高画質な画像には遠く及ばない。下手すると iPhone に負けるかも?(なんとなく所感です。詳しいことは知りません)。まあ、私の場合、単に遠くを拡大して見たいだけだし、その用途では問題無い画質なのであまり気にしていない。

解像度については、設定から選択する方式となっており、一番小さいのがVGA(640x480)、一番大きいのが16M(4600x3400くらい)のサイズで、他にも8M、4M、2Mがある。計5段階かな。とはいえ、2Mも16Mも大差無い気がする。単に拡大倍率変えただけのように見えるのは気のせいだろうか……。よーわからん、詳しい人教えてください。

仕様3: 動画も取れるが、割とシビア

COOLPIX P900 は画像だけでなく動画も撮れる。私は映像として捉えるのが好きなので、もっぱらこっちを使っていたりする。

が、動画撮影や画像撮影よりも色々とシビアである。

  • 画像: 半押しで AF を実行できる(自分のタイミングでピント調整を実行できる)
    • 動画: 自分のタイミングで AF を実行できない(動画撮影中にカメラがその都度勝手に実行する)
  • 画像: せいぜい1枚16MBのサイズ
    • 動画: MOV 形式なので平気で GB 単位のサイズに食い込む

要するに画像撮影よりも不便。まあこれも仕様なので慣れるしかない。

所感: 高倍率は些細なパラメータに影響されるシビアな世界

83倍という世界にもなると、僅かな事象が大きな影響となって襲い掛かってくる。

たとえば手ブレ。自動補正はあるものの、83倍レベルだと何かに押し付けてカメラを固定しないとやってられない。

たとえば大気。天候によっては、ピントが合いやすかったり合いにくかったりする。因果関係はよくわからないが、所感では雨上がりが一番ピント合いやすい気がする。

たとえば明るさ。ちょっと薄暗いと、もう高倍率では全くピントが合わなくなる。ぶっちゃけ夕方くらいから厳しくなってくる。夜なんてまず無理。ただし、繁華街など明かりが激しい場所なら、意外と映せたりする(それでも結構ぼやけてたりするのだが)。

……とまあ、環境面にかなり左右されることがわかる。まあここは、次第に「こういう環境だとピントが合いやすい」みたいなことがわかってくるので、適応していくしかないと思う。

まとめ

  • 倍率83倍の世界は凄い
  • お値段7万円
  • 説明書100ページに迫るくらいには高機能なので、慣れるまで大変
  • モニター投影形式と覗き込み形式を使い分けできる
  • 色々仕様的制約はあるが、まあ愛用として活躍し続ける程度には許容できると思う